2020年04月02日

市内商業施設での新型コロナウイルス感染者の確認について

昨日(3月31日)、大和高田市の商業施設「トナリエ」2階のテナントの従業員の方が
新型コロナウイルス感染が確定しました。
断片的な情報が夜間に流れ、私や同僚議員にも問い合わせなどが相次いでいます。
現時点で分かっていることを報告します。
なおこの記事は、今後の情報により変更、削除の可能性があることをご了承ください。

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1.事実経過
 感染者の方は30代女性で、トナリエ2階のジュエリーショップに勤務されていました。
 先月22日が最終の出勤で、24日に発熱症状が出始め、それが続くため28日受診、
検査の結果、31日に新型コロナウイルス陽性が確認されました。
 23日以降は出勤されていないということです。また、勤務先までの交通手段は電車ではないという事でした。
 これを受けて、1日早朝より、当該店舗と共有部分の消毒を実施し、当該店舗は7日まで(最終出勤日から2週間を目途)休業となりますが、トナリエ自体は営業しています。
 この措置については、県の指導によって行われたことを確認しています。
 午後四時に奈良県より記者発表が行われました。


2.情報と反応
 感染確認の情報は、昨日の夜にその時点で開いていた各店舗の店員さんに直接伝達されました。
 その伝達内容が拡散され、情報が広がったようです。
 本日早朝より、市役所及びトナリエに多数の問い合わせが寄せられました。
 「トナリエ全体を一旦閉めるべきではないのか」というような意見も出されています。
 大和高田市は当初、正確な情報をつかんでいませんでしたが、事実関係を確認のうえで、堀内市長がトナリエに対して適切な感染対策をとることを要請しています。

3.感染経路および接触者
 どのような経路で感染したかは不明です。県の発表資料によれば、感染者の方は3/16.3/21に大阪に買い物に出かけたことが確認されており、そこでの感染が考えられています。
 このほか、市民の方から、当該テナントのグループ店が3/17.3/18に他地域で大きなイベントを開催しており、それとの関係を懸念する意見も寄せられています。
 県が把握する濃厚接触者は2人とのことですが、販売業なので勤務中に接客した人もいるかと思います。ただ、ジュエリーショップという性質上、来店者の把握は比較的しやすいと思います。

4.問題点
 感染が判明した後、商業施設テナント各店の責任者などに詳細な情報が共有される前に、「感染者が出たこと、消毒実施、当該店舗の休業」、という結論だけが営業していた各店現場の店員さんに連絡され、その情報が拡散されたことが混乱を招いたようです。感染発生時のコミュニケーションにいささか問題があったと思います。
 今回の「消毒の上当該店舗のみ休業」という措置は、県の指導の下に行われていますが、市民の方からは「トナリエ全体を一旦閉めるべきでは」と感染を懸念する声があり、このまま営業して風評被害を懸念するテナント側の声もあります。
 しかし、完全閉店は各店舗はもちろん、利用している市民にも大きな影響があり、特に一階の食料品店、ドラッグストア、銀行など、日常生活に影響の出る店舗もあります。感染経路やリスクについての詳細な説明がなされていないことが市民の不安を大きくしており、県には詳細な情報を判明次第に明らかにすること(もちろん、感染者のプライバシーを尊重したうえで)を求めます。
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posted by 向川まさひで at 00:30| Comment(0) | 政策・主張 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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