2011年03月08日

【速報】国保請願が委員会否決!

(今日の内容は後日修正の可能性があります)

本日、大和高田市議会の文教民生委員会が開かれました。
そこで、日本共産党も参加する市民団体協議会が提出した
「国民健康保険の引き下げを求める請願署名」について、
賛成2、反対2の同数、議長決裁にて否決となったようです。


本当に残念ですが、日本共産党の議員がいない委員会で
賛否同数というのはあまりないことであり、国保税の高さが
問題であるということは多くの議員の認識となったようです。

否決理由としては、「健康保険加入世帯との間での「不公平」論」や、
「この間繰り入れ率が改善してきており、平成22度では70%台に
なっている」というような議論があったと、傍聴に行かれた
市民団体の方から聞きました。

しかし、以前に書いたように、そもそも制度の根本が違うのに
国民健康保険と健康保険の間で「不公平」などあったものではありませんし、
国保が高くて払えない人が3割近いという現状が、医療を受ける
権利の貧困と住民の行政不信をうみ、制度の空洞化をひろげているという現状を
どう考えるのでしょうか。
この間改善してきているとはいえ、100%以上の繰り入れをしなければ
国保財政の累積赤字は増えてしまい、一般会計の黒字化は達成してもいずれは
市民のお金で清算をしなければならない借金が特別会計に溜まってしまいます。

委員会では否決されましたが、まだ本会議の採決があります。
また、予算委員会や本会議で国保問題に市がどのような認識と方向を
示すのか、見守っていきたいと思います。


参考:当ブログ内国民健康保険問題まとめ
国民健康保険料の引き下げを
国保料が高くなった理由は?
国民健康保険制度のあゆみ
国保の改善、保険料の引き下げをめぐって
国民健康保険から国民健康保障に
posted by 向川まさひで at 22:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 国民健康保険 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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