奈良公園で集会の後、デモ行進に出発します。
震災による地域経済の破壊が、今働く人の暮らしへと広がりつつあります。
被災地周辺では、直接的に工場などが失われたことによる失業増加、
そして、その影響によって、さらに取引先がつぶれて経営危機に
陥ったり、材料の不足や高騰による需要の低迷での経営悪化など、
働くみなさんへのしわよせが出ています。
大和高田にも、間接的に影響を受けている人がすでにいると
連絡をうけています。ただちに雇用を失うまでに至らなくても、
仕事が減って一時帰休を余儀なくされている人にも会いました。
今後、震災復興のために東北地方で多くの資材が使われるため、
資材価格が高騰し、そのため奈良県内では建設需要が冷え込み
地域の建設業がピンチになるというお話も伺いました。
今後、大和高田市政、また奈良県政でしっかりと把握し、
対策をとることができるように議会で働きかけたいと思います。

ところで、震災復興の財源をどうするかは与党内でも決着がついていない
ようですが、少なくともこの時期の消費税増税は、国内需要を冷え込ませ、
復興にもプラスにならないので、絶対に賛成できません。
いわんや、震災復興のためという口実で増税しながら、廃止の時期を
明らかにせず、どさくさまぎれに恒久増税にしてしまおうとするような
今の政権のやり方には怒りを覚えます。
社会保障制度はこのままではもたない、消費税増税が必要だと
さんざん言っていたのはなんだったのか、消費税の使い道にも、
ふたたび疑問をぶつけなければと思います