2011年08月01日

党創立89周年記念講演

8月に入りました。暑い日が続きます。
暑さの中で急な夕立とかもあるので、傘の用意を
忘れると大変です。
実家に居る頃には、8月1日というとPL花火大会の日で、
家の窓からも見えたのですが、高田からでは山があるため見えませんが
山の上まで見に行っている人も多いようで、峠周辺でが混雑します。
しかし私は議員になる前から月末月初は忙しく、奈良に来てからは
見に行くことができていません。
一瞬、昼間と見まがうほどの明るさになる「ナイアガラの滝」を
またリアルタイムで見たいものです。

夕方6時半からの志位委員長の記念講演では、特に昨今の原発を
めぐる情勢についての話に重点が置かれていました。
やらせ事件など、最近のことだけでなく、50年以上、日本共産党が
国会で取り上げてきた原発をめぐる問題が振り返られました。
その中で、原発推進による利益のために、政・官・財だけでなく
マスコミや学会まで抱き込んだ「原発利益共同体」が作られていく
経過が浮かび上がりました。
日本政府は最初原発事故の危険性を認識し、シミュレーションを
行っていたにもかかわらず、そのシミュレーション自体を封印し、
国民には楽観的な情報だけを伝えて欺き、原発の建設をすすめてきたこと、
原発に対する否定や疑問の意見は硬軟とりまぜたさまざまな手法で
おさえこんできたこと。
莫大な広告料をつかってマスメディアの意見をも変えさせ、国民世論を
騙してきたこと。
そして、作り上げた安全神話に自らとらわれていったこと。

背筋が寒くなる思いがしました。
これは、かつて日本が戦争に突入していった道と本当に良く似ています。
そのときも、戦争に対する冷静な意見、批判的な意見は押さえ込まれ、
政府や軍の内部ですら、日本の戦争の前途が明るくないことを指摘する
調査・研究があったにもかかわらず、時には存在すら「なかったこと」
にされ、戦後まで封印されました。
メディアを抱き込み、世論に戦意高揚と楽観論を振りまいた政府・軍の
中枢は、みずから「日本は必ず勝つ」という神話にとりつかれ、
戦争の判断を誤っていったのです。

ただ、かつての戦争との違いは、戦争では「国策」「国益」が軸に
なっていたものが、原発をめぐっては「経済」や「利益」が軸と
なっていることです。

本来は監視をすべきマスコミ、学問分野までが、「国策」の
名の下に異論を封じ、戦争の推進役を担っていったのに対し、
原発利益共同体は、マスコミや学問も「原発推進の利益」
を軸に結集し、そして「経済発展のため」を異論を封じ
自らの立場を正当化する方便として使っていたという違いです。

つまり、経済のため、利益のためならば国民の健康や安全も
二の次にして良いという、「ルールなき資本主義」の一つの
あらわれであると思います。


原発利益共同体を解体し、国民の命と暮らしを優先させる経済モデルを
作ることが、ルールある経済社会を実現する一歩になると思います。

講演では、この間二十数か所の原発建設計画が、市民運動の力により
撤回、中止に追い込まれていることも
紹介されました。
国の計画した原発の3分の1にあたります。
推進する原発利益共同体は、反対運動への妨害、懐柔策を様々に仕掛けて
きたにもかかわらず、住民は選挙や住民投票、運動を通じて、
原発依存の地域よりも、安全に暮らせる地域を選んできたのです。
これを国レベルで実現することは、決して不可能ではないと思います。
posted by 向川まさひで at 21:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 活動日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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