しかし、私たちのたたかいは終わりません。
今日が、はじまりです。
新しい政治の、そして安倍自公政権の終わりの。
この臨時国会は安倍政権がいかに民意を踏みにじる存在であるかを明らかにしました。
秘密保護法はもちろん、国民とのねじれはあらゆる分野で噴出しており、
私たちが諦めないかぎり、たたかいは続きます。
そして、今日が安倍政権の終わりの始まりです。
秘密保護法は施行・発動まで時間があります。
「年が明ければ国民は忘れ去り、反対論など冷める」という与党の思惑を潰し、世論を盛り上げ、たたかい続けようではありませんか。
地域で、職場で、学校で、それぞれの人ができることを続ければ、それは来る国政・地方選挙で政治を変える力に成長します。
また、今回の秘密保護法案をめぐるたたかいは、本当に国民の側に立つ政治勢力がどこにあるのかを明らかにしたと思います。
隙あらば与党席に入りたがるような、名ばかりの「野党」は、もはや日の目を見ることはないでしょう。
本当の野党がどこかを国民に明白にし、さらに本当の与党に成長する契機は今であると思います。
そして、この採決結果を見て「日本はもう終わり」「日本人は愚民」という言説も出るかと思いますが、私はそのような言説には絶対に与しません。
私は愛国者です。そして日本人の認識力と判断力の底力を心から信じるものです。
自公政権に投票した人は決して「敵」ではない、あえてこれを訴えます。
「敵」は、日本人を信用しない秘密保護法を作り、世論を踏みにじる自公政権・反動勢力のみです。
歴史上、順風満帆のもとで起こった革命はどこにもありません。混乱や迷走、反動がつきものです。
明治維新も同じです。しかし混乱や迷走の経験を通して、少しずつ民衆は学びました。それが明治の近代化や自由民権運動の下地になりました。
そして大正デモクラシーから一転し軍国主義の反動、戦争・敗戦の痛手からも、日本人は学んだと思います。だからこそ、「こんなものは日本には合わない。10年も持たない」と当時から言われた日本国憲法が70年近く続いているのだと思います。
バブル崩壊後20年間の政治と経済の混迷から日本人はもう一歩学んでいると、私は信じます
これからのたたかいのあらゆる場面にこそ、日本共産党あり。そして日本共産党と手を携えるあらゆる市民、団体の姿があります。
日本人を信じる『日本』共産党と、多くの政治勢力、国民の力で、日本人を信じない秘密保護法、安倍政権を打倒し、国民のための政権をこんどこそ作り上げようではありませんか。